はい出ましたわよ、異世界ジャンルの中でも「え、山? そこ行く?」っていうタイトル。異世界転生ものも色々あるけど、勇者でも魔王でもなく「山」を買うっていう潔さ、もう既にワイン片手に語りたくなる案件。最近の猛暑でベランダ菜園すらしおれる私としては、読んでて「うらやまシンプルライフ!」って叫んでました。
あらすじ(ネタバレなし)
主人公・さつきちゃんは、人間関係に呪われて疲れちゃった現代女子。心を癒すためにソロキャンプに出かけたら……あら不思議、気づいたら異世界に。しかもなんやかんやで山を一つ所有しちゃう展開に。モンスターとか戦争とかのゴリゴリ要素は薄めで、のんびりほのぼの「自分の山でどう暮らそうかな?」っていう田舎スローライフが中心。
感想レビュー
読んでて「これ、キャンプ系YouTuberがそのまま異世界に行ったらこうなるのでは?」って思っちゃうくらいリアルな道具使い。焚き火やテントのくだりが細かくて、まったり癒し成分が強め。
異世界モノってどうしても「世界を救え!」みたいな使命感つきがちなんだけど、この作品は「救うのはまず自分の心」って感じで、読む側まで肩の力が抜けるのよね。
あとね、正直イケメンは出てこないんですけど、その代わりにモフモフ動物が登場。これがまた可愛いのよ〜! こういう「イケメン不在・モフモフ満載」っていうパターンもアリ寄りのアリ。だって癒しは正義!
お気に入りメンズ紹介(ゲイ目線)
残念ながら「推せるイケメン男子キャラ」は今のところ不在…。でも、敢えて言うなら“山”そのものが漢らしい存在感を放っているの。ドーンと構えて受け止めてくれるあたり、包容力MAXの熊系イケおじを彷彿とさせるのよね。だから私の推しは「山」。異論は認めます。
まとめ
「異世界で山を買って、のんびりキャンプ生活」――このワードにピンと来たら読んで損なし! バトルもドロドロ人間関係も少なめで、ほのぼのゆるキャン×異世界の融合体。疲れた心を癒したい時におすすめです。

