どうも、ぬる読み.blogです。
今回ぬるっと読んでいくのは、
**『超弩級チート悪役令嬢の華麗なる復讐譚』**です。
タイトルが強い。
もうタイトルだけで、こちらの情緒を馬車で轢いてくる勢いです。
「超弩級」
「チート」
「悪役令嬢」
「華麗なる復讐譚」
はい、役満。
悪役令嬢界の特盛牛丼です。しかもつゆだく。
読む前から「あ、これは誰かが泣くし、誰かが土下座するし、誰かが盛大にざまあされるやつね」とわかる安心感があります。
異世界転生悪役令嬢ものって、今や一大ジャンルじゃないですか。
婚約破棄、断罪イベント、性悪妹、クズ王子、謎に偉そうな取り巻き。
もう様式美です。
スーパーで豆腐と納豆を買うくらい自然に、悪役令嬢は断罪されがち。
でも本作は、その中でも復讐の温度が高め。
「はいはい、許して仲直りね」みたいなぬるま湯ではありません。
けっこうドロドロ。
憎悪もある。
怒りもある。
でも、クズがちゃんと報いを受ける展開は、やっぱりスカッとするのよ。
人間、そんなに綺麗ごとだけでは生きていけません。
月曜の朝にメールボックスを開いた瞬間、心の中では誰しも小さな復讐譚を始めているものです。
本作は、その黒い気持ちを華麗にエンタメへ昇華してくれるタイプの作品です。
あらすじ(ネタバレなし)
物語の主人公は、ある日目覚めると、自分が大好きだったゲームの悪役令嬢・ルナリアになっていた人物です。
しかも、ただの悪役令嬢転生ではありません。
ルナリアの中に残っていたのは、悲惨な記憶。
彼女は周囲の醜悪な面々によって追い詰められ、破滅へと導かれていました。
邪な義母。
義妹。
非道な父や兄。
元婚約者。
そして、いわゆるヒロイン側の存在。
本来なら悪役令嬢として断罪され、奪われ、踏みにじられる立場だったルナリア。
けれど、転生した主人公は、その運命をただ受け入れたりしません。
「推し」を傷つけた者たちへ、復讐を開始します。
本作の面白いところは、主人公が「推しであるルナリアを救いたい」という愛を原動力に動いているところです。
自分のためだけではなく、踏みにじられたルナリアのために戦う。
その怒りと愛情が、復讐劇にかなり強い芯を与えています。
悪役令嬢ものではありますが、ただ優雅にお茶会をしているだけではありません。
かなり戦います。
かなり怒ります。
かなり容赦ありません。
お上品なティーカップで紅茶を飲みながら、心の中では大砲を構えているタイプの令嬢です。
感想レビュー
まず、この作品の一番の魅力は、やっぱり復讐の爽快感です。
いやもう、クズが多い。
見事なくらいクズが多い。
「そんなに詰め合わせなくてもいいのよ?」ってくらい、ルナリアの周囲にはひどい人間が集まっています。
でも、だからこそ、やり返す場面の気持ちよさが強いんです。
復讐ものって、相手が中途半端に悪いと、読んでいる側もちょっと気まずくなるじゃないですか。
「まあこの人にも事情があるのかしら……」なんて思い始めると、ざまあ展開にブレーキがかかる。
でも本作の敵側は、かなりわかりやすく腹が立つ。
なので、ルナリア側が動き出したときに、こちらも遠慮なく応援できます。
やりなさい。
もっとおやりなさい。
そのドレスの裾で床だけじゃなく、因縁も全部拭き取っておしまい。
本作のルナリアは、とにかく強いです。
タイトル通り「超弩級チート」なので、ただ耐えるだけの令嬢ではありません。
理不尽に泣かされるヒロインではなく、理不尽を真正面から粉砕しに行くタイプ。
この強さが気持ちいいのよ。
悪役令嬢ものの醍醐味って、華やかさと毒のバランスだと思うんです。
美しいドレス、貴族社会、きらびやかな舞台。
その裏にある嫉妬、陰謀、悪意、権力争い。
本作はそのドロドロがしっかりあります。
しかも、復讐の方向にぐいぐい進むので、読んでいてテンポが良い。
「次は誰が裁かれるの?」「どこまでやるの?」という引きがあります。
そして、7〜8巻あたりがかなり見ごたえあり。
ここは詳しく言うとネタバレになるので控えますが、積み重なってきた因縁や対立が大きく動く感じがあって、読み応えが強いです。
物語の熱量が上がるというか、「ここまで来たわね……」という感じがあります。
悪役令嬢ものを読んでいると、たまに「断罪イベントまだ?」「ざまあまだ?」と待ちきれなくなることがありますが、本作はその期待にしっかり応えてくれるタイプ。
復讐譚としてのカタルシスがあります。
ただし、万人向けにやさしいふわふわ作品ではありません。
ドロドロもあります。
憎悪もあります。
胸糞な相手も出てきます。
「今日は癒しのもふもふスローライフが読みたいわ」という日に読むと、ちょっと胃がびっくりするかもしれません。
これはカモミールティーではなく、ブラックコーヒーです。
しかも濃いめ。
でも、その苦味がいい。
お気に入りメンズ紹介(ゲイ目線)
さて、ぬる読み.blog恒例のメンズ紹介です。
……なのですが。
正直に言います。
この作品、私のタイプど真ん中のエロイケオジはあまり出てきません。
これは由々しき問題です。
タイトルに「超弩級」と入っているなら、イケオジも超弩級でお願いしたかった。
白髪混じりの宰相とか、陰のある騎士団長とか、敵か味方かわからない渋い公爵とか、いるでしょう。
この世界観なら絶対いるでしょう。
なぜ前面に出てこないの。
もっと出勤して。タイムカード押して。
ただ、本作は復讐劇として女性キャラの熱量がかなり強い作品なので、メンズに色気を求めすぎるよりも、ルナリアの強さや美しさ、怒りの華やかさを楽しむ作品だと思います。
それでもゲイ目線で語るなら、やっぱり気になるのは「ルナリアに振り回される男たち」です。
ルナリアの前では、偉そうな男も、権力を持つ男も、だいたい小さく見える。
そこがいいんです。
強い女に圧倒される男、嫌いじゃないわ。
むしろ大好物です。
男キャラがルナリアの前で余裕を失ったり、計算が崩れたり、思い通りにいかなくなったりする瞬間に、ちょっとした旨味があります。
強い女に焦らされる男は、だいたい表情がいい。
ただ、私が求めているのはもう少し色気のある大人の男。
「お嬢様、危険です」とか言いながら、本当はルナリアの強さに惹かれている護衛。
「あなたは恐ろしい方だ」と言いつつ、目が離せなくなっている策略家。
そういうのがほしい。
ほしいのよ。
今後、復讐譚の第2章以降で、ルナリアの敵にも味方にも、色気のある大人メンズが増えてくれたらかなり嬉しいです。
ただ、現時点での推しポイントはメンズよりも、ルナリア自身。
強くて、美しくて、怒りの理由がある。
復讐を「ただの仕返し」ではなく、推しへの愛や尊厳の回復として描いているところがいいんです。
ゲイ目線でも、こういう強い女は見ていて気持ちがいい。
メンズ目的で読むなら少し物足りないかもしれません。
でも、クズ男たちがひれ伏す姿を見たいなら、かなり満足度は高いです。
まとめ
『超弩級チート悪役令嬢の華麗なる復讐譚』は、異世界転生悪役令嬢ものの中でも、復讐のスカッと感がしっかりある作品です。
推し悪役令嬢ルナリアを傷つけた者たちへ、主人公が容赦なく立ち向かっていく。
その構図がわかりやすく、読んでいて感情を乗せやすいです。
おすすめしたいのは、こんな人です。
- 悪役令嬢ものが好き
- ざまあ展開が好き
- ドロドロした復讐劇が読みたい
- クズが報いを受ける展開にスカッとしたい
- 強い女性主人公が好き
- 華やかな世界観と重めの感情が好き
- 7〜8巻あたりの盛り上がりを味わいたい
逆に、ふわふわした恋愛や、癒し系スローライフを求めていると少し重く感じるかもしれません。
この作品は、お茶会というより裁判。
焼き菓子より断罪。
レースの手袋より鉄拳です。
でも、その強さがいいんです。
理不尽に傷つけられた悪役令嬢が、ただ泣いて終わらない。
奪われた尊厳を取り返し、相手にきっちり報いを受けさせる。
その姿は、かなり爽快です。
個人的には、今後もっとエロいイケオジが出てきてくれたら大歓喜。
そこはまだ伸びしろとして、勝手に期待しています。
『超弩級チート悪役令嬢の華麗なる復讐譚』、ドロドロ復讐ものが好きな人にはかなりおすすめです。
クズが倒れるところを見たい日、ありますよね。
そういう日に読むと、心の中で小さく拍手が鳴ります。
